天気予報を見ながら登山の日程を考える事にしていた。当初、31日から3日を予定していたが、どうも天候が芳しくなく日程変更せざるを得なかった。この時期を後にずらすと、台風の影響が心配され、それよりもっと後にずらすと今度は、山は可成り寒くなるであろう。そこで、8月最後の週の予報を見てみたら、27日から29日が長野の天気は良かったのである。しかし、「てんきとくらす」によると△と×マークであった。つまり登山には適さないということであった。しかし、燕岳に行ったときもこの「てんきとくらす」の情報はあまり当たってはいなかったので、松本市や大町市等の天気及び他の様子(前線の動きなど)を見ながら、大丈夫と判断し、登山を決行した。
家を朝4:00過ぎに出て、沢渡まで車で行く。沢渡には沢山駐車場があるが、市営第3駐車場がバスターミナルと接していて便利であろうと思った。ここに車を置き、バスで上高地へ向かった。上高地は相変わらずの人出である。上高地バスターミナルを9:24に出発。ここから槍沢ロッジまでの長い歩行が始まった。槍沢ロッジには、14:03に到着。
ここから、槍ヶ岳が見えた。ロッジの方が望遠鏡をセットされて、のぞけるようになっていた。
2日目は天気が心配であったので朝食を弁当にしてもらい、4:20にライトをつけて歩き始めた。(弁当はチラシで量、味ともよかった)
槍沢に沿って高度を上げ、槍ヶ岳目指してただ歩くのみ。天狗原分岐を過ぎると、富士山や南アルプス、八ヶ岳など見えてきた。天気は良さそうである。
9:30に山荘着。登山者は少ない。宿泊の手続きをして、すぐ頂上に向かった。時々ガスがまいてきて視界が悪くなる。
頂上には、NHKが「にっぽん百名山」の番組の撮影に来ていた。しかし、今日はなかなか視界が開けず苦労しているとのことであった。午後になり登山者が増えてきたが、天気は今ひとつであった。夕方から夜にかけて徐々に天候が良くなり、夜中には満天の星空となっていた。
3日目は快晴! 日の出を見るために山頂に登る人もいたが、私は、日の出は山荘前で見、その後山頂まで登った。360°のすばらしい景色が見られた。
7時過ぎに、山荘を出発。快調に下山し、途中、天狗原に寄ることにした。この天狗原がまた、すばらしく天狗池に映る槍ヶ岳など、最高の景色が見られた。
予定では、横尾に宿泊する予定であったが、翌日の天気もあまり良くないということもあり、一気に上高地まで下り(およそ8時間半歩いた)、そのまま自宅まで帰ってきた。
自宅に着いたのは、22時くらいであった。
8月27日(火)
上高地(9:24)−明神館(10:12)−横尾(12:16)−(14:03)槍沢ロッジ
8月28日(水)
槍沢ロッジ(4:20)−ババ平(4:55)−水俣乗越分岐(5:29)−天狗原分岐(6:09)−播隆窟(7:43)−殺生ヒュッテ分岐(8:22)−(9:30)槍ヶ岳山荘
8月29日(木)
山荘(7:17)−天狗原分岐(8:26)−(8:59)天狗池(9:36)−天狗原分岐(10:16)−槍沢ロッジ(11:43)−(13:09)横尾(13:30)−明神館(15:09)−(15:56)上高地
今回見られた花はこちらからご覧下さい (ぜひ、ご覧下さい)
上高地に到着していよいよ出発 | 1日目の宿泊地「槍沢ロッジ」から槍ヶ岳が見える |
槍ヶ岳ロッジ 大変過ごしやすいロッジである | 2日目:天気の心配があり、小屋を早めに出発した(4:20)。朝食は食べずに、 弁当(ちらし寿司)を作ってもらう。これが又美味しかった。 ロッジからしばらく歩くとババ平につく ここはテント場である |
ヘリコプターで「ヒュッテ大槍」へ荷揚げをしていた | 9:30に槍ヶ岳山荘に到着。まだ朝早い時間なのであまり登山者がいない。ガスが 晴れるのを待って頂上を目指す。 |
山荘から望遠で頂上付近を撮ると、登山者が何人か見える | 頂上へのルート |
途中、山荘を眺める | |
頂上へ架かっている登り用と下り用のはしご | |
いつも常念岳が真っ正面に見えていた | |
槍ヶ岳の「子槍」と「孫槍」 | だんだん登頂者が増えてきた(NHKの番組取材班(にっぽん百名山)が頂上で頑張 っていた |
3日目:日の出前の槍ヶ岳 頂上を目指して登っている人たちの灯りが見える | 日の出間近な槍ヶ岳 |
富士山とその右の南アルプス | |
日の出を見終えて下山してくる人が一段落した後に、頂上を目指して登った | 頂上からは360度のすばらしい大パノラマが広がっていた。 乗鞍岳と奥の御嶽山 |
穂高連峰:前穂高、北穂高、奥穂高などきれいに見えた | 焼岳と乗鞍岳、御嶽山 |
槍ヶ岳山頂:ちょっと意外な頂上である | 遠くに立山が見えた |
笠ヶ岳が目の前に見える 中腹に槍ヶ岳の影が映っている | |
黒部五郎岳とその手前の双六岳 | 丸山と三俣蓮華岳 右奥に薬師岳とその手前の祖父岳と鷲羽岳 |
) | |
水晶岳とその右の赤牛岳 | 左から赤牛岳、真砂岳、野口五郎岳 その奥に立山連峰 |
三角形の針木岳その奥の鹿島槍ヶ岳 最奥に白馬岳 | |
槍ヶ岳から奥穂高岳に続く尾根:前穂、北穂、奥穂高岳がきれいに見える | 槍ヶ岳から奥穂高岳に続く尾根:前穂、北穂、奥穂高岳がきれいに見える |
奥穂高頂上が見える | 中央に、ロバの耳とその右にジャンダルム |
前穂高の北尾根ととその手前の北穂高岳 | 笠ヶ岳の奥に白山がかすかに見えている |
槍ヶ岳の影と槍ヶ岳山荘 | |
黒部五郎岳 、 双六岳 | |
円錐形の水晶岳 | 最奥に立山が見える |
槍ヶ岳山荘から前穂高岳と北穂高岳が見える | 槍ヶ岳山荘から下山する |
ガレ場の急坂 | ガレ場を下るツアー登山者と思われる一行 |
8月に現れるという天狗池:半分以上はまだ雪で覆われている | |
天狗池に映った逆さ槍ヶ岳 | 天狗池より槍ヶ岳を見る |
天狗池より槍ヶ岳を見る | 天狗池より槍ヶ岳を見る |
いつまでも居たかった天狗池 | 少々紅葉してきたナナカマドと槍ヶ岳 |
これから槍沢から頂上を目指して登る登山者 | |
槍沢に沿って歩くこのあたりは気持ちの良いところである | 上高地からも穂高連峰がきれいに見えていた 本当に良い天気の一日であった |