巻機山 2015年5月11日           

5月27日と同様、前日になって、天気予報で『明日は全国的に晴れ』というめったにない予報が出された。これならば大丈夫ということで、急遽、巻機山行きを決めた。準備不測は否まないが、計画実行である。心配なのは、雪の状態であった。早朝、3時半頃に家を出、南魚沼の清水に向かう。平日なので何人くらい他に登山者がいるのか気にはなっていた。桜坂駐車場は大きくトイレ等も備わっていて、登山カードのポストも設置されいた。駐車場には車は1台もなく、われわれ2人だけの登山となった。
しばらく歩いていくと、7合目あたりで2名、登ってきた。地元の人だという。7合目あたりからの展望は素晴しく、谷川方面はきれいに見えていた。
このあたりからは、夏道が所々出ていて、雪の上を歩いたり夏道を歩いたりで歩きづらかった。ニセ巻機山の最後の登りは全く雪はなかった。ニセ巻機山から一旦避難小屋まで下りそこから頂上まで雪の中一気に登る。避難小屋は2階建であるが雪に埋もれている。このあたりにはまだ雪がかなり残っていた。ここから見る割引岳から巻機山本体の雄大な姿は素晴しい。夏であれば熊笹の気持ちのいい斜面を登るところだが、今日は、雪の急な斜面を登る訳である。登りきったところに巻機山山頂の標識が立っていたが、半分雪に埋まっていた。本当の頂上はここから10分ほどまだ歩かなければいけない。今日は、素晴しく晴れたものの、強い冷たい風が吹き続けていた。食事を取るためそこから下り、少々風が弱くなったあたりで昼食をとった。そして、そのまま下りてきてしまったのである。食事をとったところでもう2名が登ってくるのが小屋あたりに見えた。今日の巻機山は合計6名の人間が登ったことになった。あとになり、やはり最高地点まで行っておくべきだった思ったがあとの祭り。最高地点では、雪はなく池塘が見られたと、あとで下りてきた地元の2名の人に聞いた。でも、46年ぶりの巻機山に登れて満足している。46年前は、雨で2日小屋で動けなかった。平ケ岳に向けていくための重装備で行動しにくくて、2日間の沈殿となってしまったのである。

ヤマツツジ オオカメノキ
マンサク
ツリーホール
イワナシ
イワウチワ
ショウジョウバカマ タムシバ
スミレ