7月31日 北沢峠(13:10)−(13:54)仙水小屋【泊】 8月1日 仙水小屋(4:07)−(4:40)仙水峠(4:54)−(6:25)駒津峰(6:30)−直登分岐(7:06)− 摩利支天分岐(7:28)−黒戸尾根分岐(8:09)−(8:15)甲斐駒ヶ岳頂上(8:48)− (10:11)駒津峰(10:29)−双児山(11:08)−(12:31)北沢峠 |
昨年から、登る計画をしていた山の1つであり、やっと、その山行が実現した。 例年の傾向から、梅雨は7月下旬にはあけるであろう。梅雨明け1週間とも言われるように、天候が安定するその時期に登ろうということで、8月1日に予定していた。しかし、今年は、梅雨は早々と明け、猛暑が続いたかと思えば、また、梅雨の戻りではないかと思うほど、毎日曇り、雨・・という日が続いた。太平洋高気圧が弱いようで、例年日本列島に張り出すこの高気圧が北の冷たい高気圧に負けているようである。そのため寒気が入り込み、毎日のように雷が発生し雨が降った。8月1日も1週間ほどまえから、様子を見ていたが、どうも天気の回復は望めそうもないと判断した。行くか、中止か迷ったが、わずかな奇跡を信じて行くことにした。雨が降っていたり、ガスが出ていたりするときに期待できることがある。それは、雲海とかブロッケン現象が見られるかもしれないと言うことである。 7月31日に甲府から芦安に入りそこに車を置き、バスで広河原へ入った。広河原は大変開けていてびっくりした。しばらく休み、今度は、市営のバスで北沢峠まで行った。峠に着いたときには雨が強く降りだし、雨具をあわててつけ仙水小屋まで歩き始めた。小屋について間もなくして雨はやんだ。小屋の夕食は16:30、消灯は19:00、朝食は3:30というちょっと下界では信じられない日程であった。 夜寝られず、眠い目をこすりながら、朝食、そして、朝食後すぐにヘッドランプを頼りに小屋を出発した。 樹林帯をしばらく歩くと今度はごつごつした岩帯を歩く。仙水峠では、日の出を見ることが出来た。峠からは、摩利支天と駒ヶ岳が良く見えた。摩利支天の大きさに圧倒された。そこから、駒津峰へは、登りが続く。途中、陽が差してきており、西側のガスにブロッケン現象が見られた。大変神秘的である。 駒津峰からは駒ヶ岳の全容が見えると言うことであったが、ガスで何も見えない。しかし、前へ進めば進むほど霧が晴れて見えてきた。圧倒されるほどの白い大きな山であった。谷川岳のセメントを流したような一ノ倉沢をみて圧倒されて以来である。巻道コースを歩き頂上を目指した。足下は、花崗岩の細かな粒で覆われており、それが堅く固まっていた。足が潜ると言うことはなかった。しかし、体力の限界も感じ、最後はやっと登っていたという感じであった。山頂は、大変広く気持ちの良いところである。周りの山には、雲がかかっており、時折、仙丈ケ岳や八ヶ岳が見えた。目の前の、北岳はほとんど見えなかった。しかし、日差しは強く暑かった。(頂上で携帯電話が使えたのにはびっくりした) 8:30頃に昼食?をとった。下山は、大変楽であった。途中登ってくる団体などにも会ったがやはり大変そうである。駒津峰で休憩をし、双児山経由で下りることにした。このコースではあまり人には会わず、道に迷ったかな?なんて思うほどであった。そして、やっと12時半頃北沢峠に着いた。それを待っていたかのように雨が降り出してきた。その後、益々雨は強くなりやむことはなかった。 天気にも恵まれ?、甲斐駒に登れたこと、雲海やブロッケンが見られたことそして、きれいな日の出が見られたことなど、大変良い山行であった。 |
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広河原の 「野呂川広河原インフォメーションセンター」 |
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仙水小屋 冷たい水が常時流れている。 |
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仙水小屋での夕食 雨が強く降っていたので小屋の中で夕食(16:30) |
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8月1日 朝食後、4:07に仙水小屋を出発 |
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岩帯を歩いて間もなく仙水峠に着く。 摩利支天が目の前に見えてきた。 |
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仙水峠の標識が見えた。 |
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仙水峠から、東の方角を見る。間もなく日の出を迎える。 左端は摩利支天。 |
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雲海のむこうの山(奥秩父連山)から太陽が出そうである。 |
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仙水峠からの雲海 |
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仙水峠から摩利支天と駒ヶ岳。 |
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ご来光(奥秩父連山) |
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仙水峠にある道標 |
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摩利支天と駒ヶ岳に陽が当たり始める。 |
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駒津峰への登り |
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駒津峰への途中で見られた「ブロッケン現象」 |
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アサヨ峰と栗沢山? |
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駒津峰への途中で見られた「ブロッケン現象」 |
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駒津峰への途中で見られた「ブロッケン現象」 |
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駒ヶ岳がだんだん大きく見えるようになってきた。 |
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東側に広がる雲海 |
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駒津峰への途中で見られた「ブロッケン現象」 |
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正面に鳳凰三山 |
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タカネバラ |
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アサヨ峰? |
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キバナシャクナゲ |
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もうすぐ駒津峰に到着! |
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駒津峰頂上 ガスっていて駒ヶ岳など見えなかった。 |
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駒津峰からしばらく歩いてきた時に前面に駒ヶ岳が姿を現した。 |
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白い雪のように見える岩肌を見せる駒ヶ岳。 |
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ヤセ尾根が続き、六方石まで大きな岩が道をふさぐ |
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六方石あたりから駒ヶ岳全体が見えるようになった |
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直登ルートと巻道ルートとの分岐 多くの人は、巻道ルートを歩いていた。 |
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六方石(手前)と駒津峰 |
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直登ルートを見る |
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花崗岩の道 摩利支天分岐前 |
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花崗岩の道 摩利支天分岐前 |
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摩利支天分岐 正面が摩利支天 |
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分岐から摩利支天を見る |
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斜面の道がわかりにくく、所々に赤いマークがある |
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駒ヶ岳の南西斜面 |
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駒ヶ岳頂上が見える |
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ウサギギク? 岩の陰に咲いていた。 |
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ウサギギク? |
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前を歩いている人が2人。 もう、このあたりでは、疲れもピークに達していた。 |
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八ヶ岳方面を見る |
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仙丈ヶ岳方面 |
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花崗岩の粒々 堅く固まっているので歩きにくくはない |
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タカネツメクサ |
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黒戸尾根分岐から仙丈ヶ岳を見る |
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黒戸尾根分岐から山頂を見る |
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山頂直下から八ヶ岳方面 |
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仙丈ヶ岳 |
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甲斐駒ヶ岳山頂 一等三角点があった |
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甲斐駒ケ岳の頂上の祠 |
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仙丈ヶ岳方面 |
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仙丈ヶ岳が雲の合間からちらっと見える |
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甲斐駒ヶ岳目指して登ってくる団体 |
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駒津峰をみる |
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六方石 |
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六方石 |
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甲斐駒を下山しながら、うしろを振り返り、その全容を見る |
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いっぺんに下りてしまうのがもったいない気がした。 |
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ハイマツ |
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キバナシャクナゲ |
タカネコウリンカとキアゲハ | |
タカネコウリンカ | |
駒津峰から空を見上げる | |
駒津峰にある、双児山と仙水峠の分岐の道標 | |
双児山山頂 ここから、長い樹林帯に入る。 |
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カニコウモリ | |
北沢峠にやっと着く | |
北沢峠 | |
仙流荘方面のバス停 雨が降り始めた |
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広河原行きのバス停 |